【ローレット】切削するローレット


第4回はローレットのピッチについて。

前述でも何度かお話ししましたが、ローレットのピッチは図面によって
様々な呼び方をするので、混乱することが多い。
一般的にはピッチはmm単位で山(溝)の中心間の距離を表します。
その他にはインチ表記、モジュール表示があります。

●インチ表記
インチは番手と言って、1インチの中にいくつ山があるかという表し方で、通常は20番、#20またはNo20というような2桁の数字で表している。
例えば40番をmmピッチに換算するには、
  1インチ(25.4mm)÷40=0.635 ⇒ 近似値で0.6mm
と近似値換算する。

●モジュール表記
モジュールとはピッチ円(ローレットの山と谷の中心線)から外径迄の
距離を表わしていてそれに円周率πを掛けるとmmピッチに換算出来る。
例えばm(モジュール)=0.2 のとき
  0.2×3.14=0.628 ⇒ 近似値で0.6mm
という様に近似値換算出来る。


用途によるパターンの選定は、

・平目 ⇒ 主に円周方向にグリップし、『回り止め』によく使われる
・綾目 ⇒ 円周方向の回り止めとスラスト方向へのグリップ抜け止め

そこを基本としてパターンを選定し、次にピッチを選定する。
円周方向の回り止めやスラスト方向の抜け止めは、引っ張ったり回し
たりと試験を行う事によりグリップする力が決定し、それによって
ピッチや深さが決められる。

ローレット径が大きい程ピッチが荒く、溝が深い傾向にある。

これにてピッチの見分け方や選定は終わりです。

次回は切削ローレットの基礎知識について、お話します。

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え?CNC旋盤でこんな加工が・・

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